国立大学法人 岡山大学

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研究科長からのご挨拶

社会文化科学研究科長
西田 陽介

このたびは本ホームページをご覧いただきありがとうございます。本研究科は文学系、法学系、経済学系の3つの学系を基盤とし博士前期課程と博士後期課程からなる総合文系大学院です。100名を超える教員がその特徴を活かしながら人文・社会科学の幅広い学問領域を網羅する多様な教育をおこなっています。また、学位取得までの道のりを体系化して示した学修者本位の履修モデルである学位プログラムを導入しております。本研究科では計7つの学位プログラムを用意しており、みなさんは社会のニーズに沿ったキャリアパスをイメージした学生生活に取り組むことができます。

近年、社会経済活動は機能的価値から意味的価値を重視する時代へとシフトしており、価値発見、価値創造的な視座を提供する人文・社会学系大学院に高い期待が寄せられています。環境・気候変動、社会・人権問題等々、多くの問題に直面するなか、問題の解決の担い手としていま「人文知」への注目が強まっています。また、前述の状況に伴って新たに「人文知」と理系の学知が融合した「総合知」の概念が提唱されることになりましたが、本研究科では2021年に開設された文明動態研究所と連携しながらその理念に則した多彩な研究を展開しています。

岡山大学は地域中核・特色ある研究大学を標榜しており、本研究科でも地域と世界のことを考え活躍できるグローバル人材の育成を目指しています。本研究科では様々な国々からの留学生や社会人など、多様な文化的背景、価値観、専門性を持つ学生が参加しています。このような環境で切磋琢磨することにより、専門的な知識を深め、創造的な視点を構築していけるのではないでしょうか。

大学院での学びは自身の興味・関心と向き合い、試行錯誤を重ねながら新たな気づきを得ることができる貴重な時間でもあります。多様なバックグラウンドを持つたくさんの方々が本研究科に関心を持っていただき、日本有数の広大なキャンパスで学び、研鑽を深めることができる日が来ることを心待ちにしています。