国立大学法人 岡山大学

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社会文化科学研究科 教育における3つの方針(ポリシー)

岡山大学大学院社会文化科学研究科は,文学部,法学部,経済学部の3つの学部を基盤とし博士前期課程と博士後期課程から構成される学際型・融合型の大学院です。博士前期課程には,国際社会専攻,日本・アジア文化専攻,人間社会文化専攻,法政理論専攻,経済理論・政策専攻,組織経営専攻の6専攻があり,人文社会科学系のほとんどの学問領域を網羅しています。博士後期課程には,社会文化学専攻のもと文化共生学講座,人間社会学講座,政策科学講座の3講座があります。

岡山大学大学院社会文化科学研究科は,西日本における学術研究の中核拠点の1つとして国際水準の研究・教育を行い,高度な専門性と幅広い視野および豊かな人間性を備えた有為な人材を育成しています。また地域の行政や企業をはじめとする様々な主体と深く結びつくとともに,知識集約型社会を支える高度実践人を養成し,地域の文化・社会・経済に貢献する大学院として機能しています。

【社会文化科学研究科 ディプロマ・ポリシー】

本研究科では文学・法学・経済学の各分野において高度な知識・能力と技術・判断力を身につけるとともに,高度な専門的分析によりまとめた学位論文が一定の水準を満たしている者に対して,博士前期課程においては修士(文化科学,文学,法学,経済学,公共政策学,経営学,学術)の学位,博士後期課程においては,博士(文化科学,文学,法学,経済学,経営学,学術)の学位を授与しています。

【博士前期課程】

博士前期課程では,修士論文などにまとめた研究成果が当研究科の定める学位授与の水準を満たしていることに加え,高度な専門知識を修得の上,特定の課題についての研究を遂行する能力を身につけるとともに,関連の諸課題に的確に対処し得る思考力と行動力を備えている者に対して修士の学位を授与しています。

「研究深化プログラム」の修了要件は,同課程に2年以上在学し,指導教員の指導により30単位以上を修得すること,かつ,社会文化科学研究科博士前期課程の行う学位論文の審査及び最終試験に合格することです。

「高度人材育成プログラム」の修了要件は,同課程に2年以上在学し,指導教員の指導により30単位以上を修得すること,かつ,社会文化科学研究科博士前期課程の行う研究報告書の審査及び最終試験に合格することです。

【博士後期課程】

博士後期課程では,自らが研究課題を探究して実施した研究を博士論文にまとめ,その研究成果が学術的創造性に富み,且つ当研究科の定める学位授与の水準を満たしていることに加え,自立した研究遂行能力と相応の広い学識を修得している者に対して博士の学位を授与しています。

博士後期課程の修了要件は,同課程に3年以上在学し,指導教員の指導により,12単位(講義6単位,演習6単位)を修得すること,かつ,社会文化科学研究科博士後期課程の行う学位論文の審査及び最終試験に合格することです。

【社会文化科学研究科 カリキュラム・ポリシー】

【総論】

本研究科では,大学教育の質的転換に向け,『人類社会の持続的進化のための新たなパラダイム構築』という本学の目的を踏まえ,持続可能な社会の実現に貢献できる人材育成を意識してカリキュラムを編成し,複合的・総合的・学際的な教育を体系的に提供できる体制を整備しています。人文・社会科学の多様な分野に関わる最先端の研究に裏づけられた専門教育を施すほか,深い教養と国際的な感覚を身につけ,物事を多角的に観察・洞察し,柔軟に社会の変化に対応できる能力の向上を図っています。また,教育課程の構築や改善のために,社会文化科学研究科教育委員会を中心として,様々な観点からの検討や教育課程の改革を不断に実施しています。

 【博士前期課程】

博士前期課程では,本研究科で学ぶことに関心をもつ方々の多様な希望に応じて柔軟な学修を可能にするため,国際社会専攻,日本・アジア文化専攻,人間社会文化専攻,法政理論専攻,経済理論・政策専攻,組織経営専攻の6専攻を設置するとともに,それぞれに「研究深化プログラム」と「高度人材育成プログラム」を編成しています。

「研究深化プログラム」は,主として,教員や研究者等を養成することを目的としたカリキュラムであり,ここでは各講座で定めた専門科目及び演習を履修することになっています。研究論文を執筆するための高度な知識・能力と技術・判断力の修得を目指しています。

「高度人材育成プログラム」は,知識集約型社会を支える高度実践人の養成を目指したカリキュラムであり,ここでは各プログラムで定めた専門科目及び演習を履修することになっています。組織経営専攻のプログラムおよび地域公共政策 プログラムにおいては,企業や官公庁・自治体等の個別具体的な組織の運営・経営のための適切な能力が身につくカリキュラムを実施しています。また,夜間開講科目を設置したり,長期履修制度を設けたりするなど,働きながら学べるように 配慮されたカリキュラムとなっています。

教育課程編成

・総合的な高度の専門知を修得する上で必要となる共通の基礎知識や研究倫理等を身につけるため,大学院教養科目として「社会文化学基礎論(必修科目)」を履修します。本授業は,初年次教育として,これから大学院で学ぶ教育課程を鳥瞰した上で,履修者が自ら学習計画を立て,主体的に学ぶための示唆を含んでいます。

・人文・社会科学の多様な分野(文学・法学・経済学)の最先端の専門知識を修得するために,各分野における大学院専門科目(選択必修科目及び選択科目)を履修します。

学修内容及び方法

・人文・社会科学の多様な分野(文学・法学・経済学)における高度な専門知識を修得するために,講義形式及び演習形式の科目を履修します。

・特に演習形式の科目はアクティブラーニングを用いて実施されるため,当該科目の履修によって,報告・発表の経験を積み重ね,能動的な学修を身につけます。

・研究指導に特化した授業(研究深化プログラムの学生は「基礎演習(必修科目)」及び「特別演習(選択必修科目)」,高度人材育成プログラムの学生は「課題演習(必修科目)」を履修し,指導教員・副指導教員の研究指導を受けて,修士論文もしくは研究報告書を作成します。

学修成果の評価

・シラバスに記載された学修目標の達成度という観点から,報告や討論等の平常点に試験やレポートなどを組み合わせて,学修成果を厳格に評価します。評価方法はシラバス等により明示します。

・修士論文もしくは研究報告書の審査と最終試験で評価を行います。

【博士後期課程】

博士後期課程では,当研究科の理念である「共生社会の構築」等に基づいて,文化,組織,個人,地域社会等を対象 にした,多様な,そして学際的なアプローチからの研究を支援する大学院教育プログラムを提供しています。

教育課程編成

・人文・社会科学の多様な分野(文学・法学・経済学)の最先端の専門知識を修得するために,各分野における大学院専門科目を段階的・体系的に履修します。

学修内容及び方法

・人文・社会科学の多様な分野(文学・法学・経済学)における高度な専門知識を修得するために,講義形式及び演習形式の科目を履修します。

・特に演習形式の科目はアクティブラーニングを用いて実施されるため,当該科目の履修によって,報告・発表の経験を積み重ね,能動的な学修を身につけます。

・指導教員・副指導教員の研究指導を受けて,博士論文を作成します。

学修成果の評価

・シラバスに記載された学修目標の達成度という観点から,報告や討論等の平常点に試験やレポートなどを組み合わせて,学修成果を厳格に評価します。評価方法はシラバス等により明示します。

・博士論文の論文審査と最終試験で評価を行います。

【社会文化科学研究科 アドミッション・ポリシー】

本研究科では文学・法学・経済学の各分野において高度な知識・能力と技術・判断力を身につけた高度実践人や高度な専門的分析能力を持つ研究者を目指す入学者を求めています。入学者の多様性を重視し,日本人,外国人留学生, 職業人・社会人など様々な方を受け入れています。一般入試の他にも特別入試(留学生・社会人・職業人)を実施しており,様々な国からの留学生,専門的な教育や深い教養を志向する社会人,キャリアアップやリーダーシップを志向する職業人,あるいは,人文・社会科学の多様な分野とともに自然科学にもまたがる複合的・学際的な研究を希望する入学者を求めています。

【博士前期課程】

「研究深化プログラム」は,専門分野に係る高度な知識・能力と技術・判断力の修得を目指す学生や,博士後期課程へ進学し,博士の学位取得を目標とする者を受け入れています。「高度人材育成プログラム」は,高度な専門能力をもった高度実践人を養成することを目的とします。地域から世界まで,社会で活かせる専門的な知識の修得を目指す者を受け入れています。

求める人材像

本研究科では「共生」という視点に立ち,学問の総合化・学際化を模索しながら,学問の創造と新たな価値の体系化を追求しており,博士前期課程では,学部における基礎的専門教育とその後の博士課程における教育にそれぞれ独自の機能と役割を持たせつつ,これらが相互に有機的に連携するよう教育・研究システムの整備に努めています。入学者に対しては,基本として、文学,法学,経済学をはじめとする伝統的な人文・社会科学の学問領域に関わる多様な基礎的専門知識と自らが大学までに培ってきた人文・社会科学の学問領域に関連する多様な知識を踏まえて論理的に考察し,かつ,自らの考えを主体的に説得力ある形で他者に表現する能力を養って頂くことを期待します。本研究科が博士前期課程において入学後の学生に求める人材像については,以下の通りです。

・ 欧米を中心とした国々の言語や文化に関する高度な知識と理解力を基礎として,人文学,言語学,法学,政治学及び経済学に関する専門的知見とスキルを身に付け,グローバルな視点をもって国際的に活躍する能力を有した人材の育成を図ります。

・ 哲学思想,美学芸術学,歴史学及び心理学や社会学,文化人類学,地理学をはじめとする人間社会文化に関する専門的な知識と高度な理解力と研究能力を身に付け,学際的で幅広い視野に立って学術と教育の分野で貢献する能力を有した人材の育成を図ります。

・ 日本を含むアジア地域の言語文化に関する専門的知識及び高度な理解力と研究能力を身に付け,豊かで均衡のとれたアジアの発展という観点から学術と教育分野で貢献する能力を有した人材の育成を図ります。

・ 法学の体系的知識と法的思考力を前提に,実定法を中心とした専門的知識を用いて,各法律関連職が扱う現代の課題や問題に対する解決策を策定する能力を有した人材や基礎法学や政治学の観点から未知の社会的課題を解明・解決する能力を有した人材の育成を図ります。

・ グローバル化,IT化,少子高齢化の進行等によって生じる社会経済問題の解決を目指し,経済全般に関する専門知識と的確な経済分析能力や俯瞰力によって,現代の経済が直面する課題の解決,経済データ等の統計解析や経済予測ができる能力を有した人材の育成を図ります。

・ 経済や企業・産業が抱える諸問題を経済学や経営学・会計学の観点から解明・解決するための高い専門的知識と能力を身に付け,研究業務や、高度な専門的スキルを要する会計や税理等の業務に携わる能力を有した人材の育成を図ります。

具体的な選抜方法と、能力との関係

博士前期課程では,多様な学生を評価できるように,一般入試、留学生特別入試,社会人特別入試,職業人特別入試を行います。①一般入試では,人文・社会科学の多様な分野に関する専門科目の学習に必要な基礎学力を有する者を,書類審査,学力試験(筆記試験及び口述試験)によって判定します。②留学生特別入試では,人文・社会科学の多様な分野に関する専門能力に加えて,一定以上の高度な日本語能力を有する外国人留学生を,書類審査、学力試験(筆記試験及び口述試験)によって判定します。③社会人特別入試では,出願時に2年以上の社会人としての経験がある者を対象として,人文・社会科学の多様な分野に関する社会人としての専門能力を有する者を,書類審査、学力試験(筆記試験及び口述試験)によって判定します。④職業人特別入試では、現在の職業に関連した内容について入学後専門的に研究することを目的としている職業人を対象として,人文・社会科学の多様な分野に関する職業人としての専門能力を有する者を, 口述試験(研究計画書等を含む)によって,出身大学の成績等を総合して判定します。

【博士後期課程】

博士後期課程においては,文学・法学・経済学の各分野において高度な専門的分析能力を身につけることを目指すとともに,「共生社会の構築」の理念に基づく,多様で学際的なアプローチからの研究を志向している入学者を求めています。専門分野に関する学力と柔軟な思考力,豊かな知性と感性を備え未知に挑戦する強い目的意識と探求心を持って, 学術研究に意欲的に取り組む気概のある人を受け入れています。

求める人材像

本課程では,博士前期課程で培われた専門領域に関わる知識や経験を踏まえて,さらに高度な学究的かつ総合的な観点から学生の教育・研究指導を行い, 伝統的な人文・社会科学の学問領域(文学, 法学, 政治学, 経済学, 経営学)における個別研究にも十分に対応できる教育・研究システムの整備に努めています。入学者に対しては,博士前期課程もしくは修士課程における学修プロセスを通じて,基本として, 人文・社会科学に関わる学問領域における研究遂行能力の深化を求め,かつ,高度専門人を目指す自らの考えを主体的に説得力ある形で他者に表現する能力が培われていることを期待します。

・ 文学・法学・経済学をはじめとする人文・社会科学に関わる研究教育プロセスにおける高次の専門知の修得と関係の学問領域に係る学術的な実践知を踏まえて,大学や研究所, シンクタンク,国際機関の職員、国や地域社会の「グッドガバナンス」を支える公務員や経済人,多国籍企業やNGOの職員といった,高度専門人として学術と教育に貢献する有意な社会人材の育成を図ります。

具体的な選抜方法と、能力との関係

博士後期課程では,多様な学生を評価するために,一般の入学者選抜と進学者選抜を行います。①一般の入学者選抜では,筆記試験(志望する研究分野に関連した専門科目と志望する研究分野に係る各国文献読解)と口述試験(学位論文等及び研究計画書を中心に行う)の結果及び書類審査を総合して,人文・社会科学の多様な分野に関する高度な専門能力を判定します。②進学者選抜では,岡山大学大学院博士前期課程又は修士課程を修了見込みの者を対象にして、口述試験(学位論文等及び研究計画書を中心に行う)の結果及び書類審査を総合して,人文・社会科学の多様な分野に関する高度な専門能力を判定します。