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1.本プログラムの研究成果
<2024年度>
- 高尾戸美「文化施設におけるやさしい日本語導入意義とその可能性ー博物館を中心にー 」令和6年度県図協セミナー(第3回)於岡山県立図書館(2024年11月8日 )。
- 馬艶々「『唐詩選』と江戸文芸」中国中世文学会於広島大学(2024年10月26日)。
- 劉聡「秦漢時代における官吏の犯罪と処罰に関する研究」令和6年度人文系卓越大学院合同コロキウム於岡山大学(2024年9月22日)。
- 武小萱「清末科学小説における言論空間の表現―1904年の創作四作品を例に―」令和6年度人文系卓越大学院合同コロキウム於岡山大学(2024年9月20日)。
- 大内晴絵「「ペシミスト」ショーペンハウアーを生の肯定の哲学者として読む試み」令和6年度人文系卓越大学院合同コロキウム於岡山大学(2024年9月20日)。
- 高尾戸美「『やさしい日本語』で話をしてみよう」令和年6度 CONNECT⇄_ 第2回勉強会(2024年9月4日 )。
- 馬艶々「『唐詩選』収録作品の主題」 卓越大学院プログラム研究会於千葉大学およびオンライン(2024年8月29日)。
- 大内晴絵「「ペシミスト」ショーペンハウアーを生の肯定として読む試み」卓越大学院研究会於千葉大学およびオンライン(2024年8月29日)。
- 高尾戸美「『やさしい日本語』とは、どんな日本語?」令和年6度 CONNECT⇄_ 第1回勉強会(2024年7月5日)。
- 出口杏奈「男性の災害経験とは何か―東日本大震災・原発事故をきっかけに母子避難を経験した父親の語りから―」地域社会と危機管理研究所震災問題研究ネットワーク『第10回震災問題研究交流会研究報告書』(2024年7月)。
- 高尾戸美「やさしい日本語講座」岡山芳泉高校土曜オープン講座(2024年6月15日)。
- 馬艶々「『唐詩選』収録作品の主題 ―『古文真宝』との比較を通じて―」第69回中国四国地区中国学会大会於山口大学( 2024 年 6 月 8 日)。
- 出口杏奈「男性の災害経験とは何か」国際ジェンダー学会2024年度研究活動奨励賞(第5回)授賞(2024年6月7日)。
- 高尾戸美「ミュージアムと合理的配慮―ひとつの問い合わせが美術館を変える」(DEAI調査レポート3)『国立アートリサーチセンター活動レポート』(2024年5月17日)。
- 馬艶々「江戸時代の日本における『唐詩選』の流行の要因」2024年度岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)認定(2024年5月10日)。
- 高尾戸美「話題 広がる「やさしい日本語」 防災だけじゃもったいない」毎日小学生新聞(2024年4月24日)取材協力。
- 高尾戸美「防災だけじゃもったいない 広がる「やさしい日本語」解説」毎日新聞(2024年4月14日)取材協力。
<2023年度>
- 出口杏奈「男性の災害体験とは何か─東⽇本⼤震災・原発事故をきっかけに⺟⼦避難を経験した⽗親の語りから─」第10回震災問題研究交流会於早稲田大学(2024年3月20日)。
- 高尾戸美「博物館における在住外国人を対象とした「やさしい日本語」の展開に関する一考察」『國學院大學博物館學紀要』2023年度第48輯(2024年3月)、83-93頁。
- 馬艶艶「『唐詩類苑』における閨怨詩―「人部」の「閨情」と「幽怨」類を中心に―」2023年度⽇中若⼿研究者卓越論壇プログラム於オンライン(2024年3月13日)。
- 劉佳佳「川合仲象伝記研究 ─「川合元」「河合元」「川合仲象」をめぐる人物考証を中心として─」2023年度⽇中若⼿研究者卓越論壇プログラム於オンライン(2024年3月13日)。
- 出口杏奈「男性の災害体験とは何か─東⽇本⼤震災・原発事故をきっかけに⺟⼦避難を経験した⽗親の語り─」2023年度⽇中若⼿研究者卓越論壇プログラム於オンライン(2024年3月13日)。
- 劉佳佳「岡山知識人川合仲象作『本朝小説』についてデジタル化の手法の検討」卓越大学院プログラムDHワークショップ於千葉大学(2024年3月5日)。
- 馬艶艶「『唐詩選』収録作品の主題―『三体詩』との比較を通じて―」岡山大学第1回中国文史研究会於岡山大学(2023年12月16日)。
- 劉聡「秦漢時代における官吏の犯罪の用語について―「與盗同灋」を中心に」岡山大学第1回中国文史研究会於岡山大学(2023年12月16日)。
- 土口史記(劉聡訳)「秦令文本修訂考―以岳麓秦簡《尉郡卒令》為例」『法律史訳評』第11巻(十周年専号)(2023年11月)、150-164頁。
- 劉佳佳「川合仲象『本朝小説』の書名について―「小説」を中心として―」2023(令和5)年度中国中世文学会於広島大学(2023年10月28日)。
- 高尾戸美「ミュージアムで「やさしい日本語を導入するには?」」令和5年度「大学における文化芸術推進事業」博物館を活用した「健康寿命」増進プログラム開発のための学芸員技術研修会「ユニバーサル・ミュージアムⅡ(やさしい日本語)」於熊本市現代美術館(2023年10月20日)。
- 高野かずみ「 三つ編みの中国人と辮髪の残像―現代日本のマンガにおける中国人の表象 ―」第49回岡山県漢字漢文教育研究会於岡山県立岡山操山中学校(2023年10月14日)。
- 高野かずみ「無知と知の果てに」Panda杯 全日本青年作文コンクール2023優秀賞(2023年10月10日)。
- 出口杏奈「日常‐災害時におけるジェンダー構造はいかに連続/断絶しているか―「母子避難者」の母親の語りにおけるジェンダー規範に着目して―」第96回日本社会学会大会於立正大学(2023年10月9日)。
- 高尾戸美「「やさしい日本語」の広がり〜多摩六都科学館の事例から〜」(S-24:やさしい日本語から防災ピクトグラムまで~安全確保行動を促すために効果的な手法は?~)ぼうさいこくたい2023於横浜国立大学(2023年9月17日)。
- 李晟「両漢時代における西北辺境防衛に関する研究―出土文字資料を中心に―」令和5年度合同コロキウム於阿蘇の司ヴィラパークホテル&スパリゾート(2023年9月12日)。
- 出口杏奈「父親はどのように子育てと断絶したのか―母子避難により子どもと離れた父親による解釈に着目して―」令和5年度合同コロキウム於阿蘇の司ヴィラパークホテル&スパリゾート(2023年9月12日)。
- 高尾戸美「ミュージアムで「やさしい日本語を導入するには?」」令和5年度「大学における文化芸術推進事業」博物館を活用した「健康寿命」増進プログラム開発のための学芸員技術研修会「ユニバーサル・ミュージアムⅡ(やさしい日本語)」於恩納村博物館(2023年9月5日)。
- 高尾戸美「科学館が「やさしい日本語」を導入するということ―多摩六都科学館の多文化共生の実践から―」『金属』Vol.93、No.8 (通巻1243号)(2023年8月)、22-27頁。
- 村澤慶昭・髙尾戸美・田中裕基・湯浅佳世子・木下佐和子・矢野礼美「多摩六都科学館との協働による、科学館を中心とした多文化共生活動への取り組み」『武蔵野大学しあわせ研究所通信』 Vol. 106、2023年7月25日。
- 高尾戸美・田中裕基・筋野美穂「常設展示を用いた謎解きの活用の可能性 ―多摩北部広域子ども体験塾の謎づくりワークショップを事例に―」日本展示学会第42回研究大会於高知みらい科学館オーテピア(2023年6月18日、『展示学』66号、42頁)。
- 劉佳佳「川合仲象『本朝小説』における引用の分析―『唐詩選』を中心として―」第68回中国四国地区中国学会大会於徳島大学(2023年6月10日)。
- 劉聡「秦漢時代における官吏の犯罪―岳麓秦簡「為獄等状四種」案例六に着目して―」京都大学若手研究者ワークショップ「岳麓秦簡と秦漢史研究の可能性」於京都大学(2023年6月2日)。
- 高野かずみ「現代中国の抗日アニメーションにおける日本人のイメージ ―KH Coderによる登場人物のセリフ分析からの考察―」情報処理学会第132回人文科学とコンピュータ研究発表会 於亜細亜大学(2023年5月20日、『研究報告人文科学とコンピュータ(CH)』 2023-CH-132巻 6号、1-4頁)。
<2022年度>
- 劉聡「秦漢時代における官吏の犯罪―岳麓秦簡「為獄等状四種」案例六に着目して―」『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』第55巻(2023年3月)、99-118頁。
- 劉佳佳「『本朝小説』の女性復讐物語としての側面について」第3回卓越大学院日中青年研究者学術論壇於オンライン(2023年3月16日)。
- 李晟「両漢時代における辺境防衛体制下の人口移動について」第3回卓越大学院日中青年研究者学術論壇於オンライン(2023年3月16日)。
- Ma Yanyan, “Recording the status of poems that deal with farewell and wives’ lamentation in An Anthology of Tang Poems through a comparison with 300 Tang Poems,” Digital Humanities in Malaysia and Japan, Okayama University (13th March 2023).
- 白石奈津栄・堀内孝「加齢に係る変化意識尺度10項目短縮版(AARC-10 SF)の日本語版開発と信頼性・妥当性の検討」日本発達心理学会第34回大会於立命館大学(2023年3月3日)。
- 馬艶艶「『唐詩選』における送別詩の収録状況:『唐詩三百首』との比較を通じて」人文科学とコンピュータシンポジウム2022於オンライン(2022年12月11日、『じんもんこん2022論文集』pp. 221–226)。
- 白石奈津栄・堀内孝「多次元未来展望(Multidimensional Future Time Perspective : MFTP)尺度日本語版の開発と信頼性・妥当性の検討」『パーソナリティ研究』(2022年31巻3号)、 159–162頁。
- 石垣亜由美・張澤・白石奈津栄・堀内孝「コミュニケーションメディアと自己開示の深さが自己開示量に与える影響」岡山心理学会第70回大会於就実大学・就実短期大学(2022年11月26日)。
- 馬艶艶「『唐詩選』における閨怨詩の収録状況―『唐詩三百首』との比較を通じて―」中国中世文学会於広島大学(2022年10月29日)。
- 高野かずみ「学術野営 2022 in 吹屋の参加録」(活動報告)『岡山史料ネットNewsletter』Vol. 8(2022年9月)。
- 高野かずみ「「国産動漫」は中国社会の要となり得るのか―中国アニメ・マンガの文化/産業的発展可能性と「御宅族」のダイナミズム―」令和4年度人文系卓越大学院合同コロキウム於千葉大学(2022年9月9日)。
- 白石奈津栄・堀内孝「年齢と自尊心,自己概念の明確性が未来展望に及ぼす影響」日本心理学会第86回大会於日本大学(2022年9月8日)。
- 土口史記(劉聡訳)「戰國到漢初“內史”問題補論」中央研究院歴史語言研究所「國家制度與社會工作坊」会議於オンライン(2022年8月31日、『國家制度與社會工作坊会議用論文集』119-129頁)。
- 劉聡「YAIST:部品と画数で漢字を検索するための Unicode 入力支援ツールについて」(特別寄稿)『人文情報学月報』第129号【中編】(2022年4月30日)。
<2021年度>
- 劉佳佳「第11回知識・芸術・文化情報学研究会」(イベントレポート)『人文情報学月報』第128号【後編】(2022年3月31日)。
- 劉聡「秦漢時代における官吏の越権行為に関する研究─秦漢出土簡牘の比較を中心に─」第2回卓越大学院日中青年研究者学術論壇於オンライン(2022年3月17日)。
- 劉佳佳「川合仲象と『本朝小説』との関わりについて」第2回卓越大学院日中青年研究者学術論壇於オンライン(2022年3月17日)。
- 白石奈津栄・堀内孝「多次元未来展望(Multidimensional Future Time Perspective : MFTP)尺度日本語版の開発と信頼性・妥当性の検討」 日本発達心理学会 第33回大会(2022年3月7日)。
- 馬艶艶「Voyant Toolsによる『唐詩選』の詩題と詩句の分析」DHフェス2022於オンライン(2022年2月23日)。
- 劉聡「秦漢出土簡牘データベース作成の問題点」DHフェス2022於オンライン(2022年2月23日)。
- 劉佳佳「川合仲象『本朝小説』をめぐるデジタル化の手法の検討」DHフェス2022於オンライン(2022年2月23日)。
- 馬艶艶「江戸時代以降の日本における『唐詩選』の流行の要因」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」合同コロキウム2021 (M2、修了生)於オンライン(2021年9月17日)。
- 劉聡「秦漢時代における刑罰体系に関する研究」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」合同コロキウム2021 (M2、修了生)於オンライン(2021年9月17日)。
- 劉佳佳「『本朝小説』における『唐詩選』の引用の特徴」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」合同コロキウム2021 (M1)於オンライン(2021年9月15日)。
- 白石奈津栄「多次元FTP尺度・AARC尺度の開発」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」合同コロキウム2021 (M1)於オンライン(2021年9月15日)。
<2020年度>
- 馬艶艶「日中の国語教科書に採録されている漢詩の頻出語:KH Coderによる比較から」第2回岡大-浙江工商大青年研究者国際研究集会(共催:卓越大学院日中若手研究者交流論壇)於オンライン(2021年3月17日)。
- 劉聡「秦漢時代における刑罰に関する研究―秦漢出土簡牘の比較を中心に―」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」令和2年度合同コロキウム於オンライン(2020年12月17日)。
- 馬艶艶「日本の古典としての漢詩の特徴:日中の教科書に採録されている漢詩の分析より」卓越大学院「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」令和2年度合同コロキウム於オンライン(2020年12月17日)。
- 馬艶艶・石田友梨「日本の古典としての漢詩の特徴:日中の教科書に採録されている漢詩の分析より」人文科学とコンピュータシンポジウム2020於オンライン(2020年12月13日、『じんもんこん2020論文集』261–268頁)。
2.本プログラムの受講生
・大内晴絵(5期生)
・侯方媛(5期生)
中国の武侠小説について研究しています。中国の武侠小説は映像化や翻訳本として東アジア、特に日本で高い受容度を持っています。これは日本の読者が武侠小説の文化要素を理解しやすいことに関連しています。したがって、中国の武侠小説が日本にどのように伝わり、どのように受け入れられ、影響を与えたかを研究したいと思います。
・武小萱(5期生)
中国清末の科学小説を中心に研究しております。19世紀末から20世紀初頭、清末の知識人たちは西洋の科学技術や社会思想の影響を受け、「科学万能」の旗を掲げて未来予測や社会批判のために筆を執りました。この時代に数多く現れた科学小説には、どのような社会・民族改良の意識が込められているのかを紐解くために、現在研究模索中です。
・出口杏奈(4期生)
・高尾戸美(4期生)
・高野かずみ(元3期生)
・李晟(3期生)
・劉佳佳(2期生)
・白石奈津栄(元2期生)
中年期以降の未来の展望(FTP)の狭まりによるwell-beingの低下に対し、加齢に伴うAARC(gain)が緩衝する、といった最新のアメリカとドイツの老年社会学領域の知見に興味を持ち、心理尺度の日本語版を開発しています。(社会心理学研究室所属)
・劉聡(1期生)
秦漢時代の刑罰制度を専門としています。秦漢時代の刑罰を紐解くためには、『史記』など読み継がれてきた文献(伝世文献)だけでなく、簡牘、帛書など19世紀末以降に「再」発見されるもの(出土文字資料)も重要です。現在は『二年律令』と『岳麓書院蔵秦簡』などを中心として研究しています。
・馬艶艶(1期生)
中文研究室所属で、研究内容は漢詩、特に唐代の詩です。修士論文では、卓越大学院で学んだテキストマイニングを活用して、新しい視点から唐詩選本の『唐詩選』と『唐詩三百首』の比較をしてみたいです。
3.本プログラムの担当教員(2024年4月時点)
・遊佐徹:中国文学
・清家章:考古学、文化財科学
・一原亜貴子:刑法、医事刑法
・西田陽介:地域資源、イノベーション、中小企業、経営資源、経営戦略
・吉田浩:ロシア史、西洋史
・北川博史:工業地理学、都市地理学、経済地理学、人文地理学
・土口史記:中国古代史、領域支配、郡県制
・和田郁子:インド洋海域史、アジア史、東インド会社
・石田友梨:人文情報学、イスラーム思想史
専門はイスラーム思想史です。18世紀インドを中心に、イスラーム教徒たちの移動と思想の継承について研究しています。最近では、岡山の郷土資料を対象とした産官学連携市民参加型デジタル技術の開発と普及活動、宗教実践におけるAIロボットの活用などにも興味があります。