国立大学法人 岡山大学

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修了生・在学生の声&活動
Voices of Graduates and Students & Activity

大学院生 Students

双方向学位:よりよい紛争解決制度の構築を目指して

王 燕翎さん
Ms. WANG, Yanling

法政理論専攻 法政理論講座

博士前期課程2年(2021年6月執筆)

日中共同訴訟比較研究

上海海事大学から来た王燕翎です。今は双方向学位留学制度を利用して、濵田陽子先生のもとで民事訴訟法を研究しています。私は小さい頃から日本のアニメが好きで、たくさん見ていたら、だんだん日本語をしゃべれるようになりました。その後、大学2年生の時に日本語の読み書きを勉強し始めて、修士1年の時には日本語能力試験N1に合格しました。また、修士1年で中国の司法試験にも合格しています。
私の卒業論文のテーマは日中共同訴訟比較研究です。民法に興味があったので、大学4年生のときに、民事法廷でのインターンシップに参加しました。初めてのインターンシップでは、婚姻相続紛争を管理する法廷で婚姻に関する案件の処理方法を勉強し、2回目のインターンシップでは、不動産紛争を管理する法廷で不動産に関する案件を勉強しました。インターンシップの中で、私は案件資料の整理に協力しました。数回の法廷尋問への参加を通して、さまざまな民法の知識の理解だけでなく、下級審の民事訴訟の手続についても詳しく学びました。取り扱った案件の中に共同訴訟の事件がいくつかあり、そこから共同訴訟に興味を持ち始めました。大学院で、もっと民事訴訟について詳しく研究したいです。
私は2020年4月に修士に入学しましたが、新型コロナウイルスが原因で、ずっと日本に来ることができず、やっと2020年12月に来ることができました。中国にいる間に、オンライン授業でたくさんの法律を勉強しました。先生方にはたくさんお世話になり、本当にありがとうございました。
岡山は静かな場所です。自然環境が綺麗なだけでなく、町の雰囲気も穏やかで、本当に住み心地がいい場所です。ちょっと困ったことは、日本に来るまで自転車に乗れなかったことです。岡山で自転車に乗れないのは、生活上不便ですので、練習しました。たくさん転びましたが、だんだん慣れてやっと乗れるようになりました。

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