国立大学法人 岡山大学

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修了生・在学生の声
Voices of Graduates and Students

大学院生 Students

MBA:考えることの楽しさ

臼杵 潤一さん
Mr. USUKI, Junichi

社会文化科学研究科 組織経営専攻、エコシステム岡山株式会社副工場長兼バイオディーゼル岡山株式会社工場長

博士前期課程1年(2018年4月執筆)

企業内における『ナンバー2が組織に与える影響』について

入学の動機・理由
私は、子供のころから学校の勉強があまり好きではありませんでした。今だから言えますが、大学生になったとはいえ、遊んで暮らしていたかったので進学はしましたが、4年間で卒業するために最低限必要な単位だけしか取得していません。先般、この大学院受験時に、大学時代の成績証明書を取り寄せましたが、あまりにひどい成績で苦笑いしか出ませんでした。
そのような状態で社会に出ましたので、ご多分に漏れず非常に苦労する事となるわけですが、仕事に追いかけられながら多くの事を経験し、その中から経験則として自分なりのノウハウ的なものを学び、蓄積してきたつもりではいました。
その一方で、「忙しい、忙しい」とは言いながら日々過ごし、ふと気づけば社会人生活も20年を超えました。これまで困った時には、先輩や上司から助言していただき、またご教示していただいていました。しかし、最近、上位の管理職になったのですが、ご多聞にもれず、自分で考え、自分で最終的に判断しなければならない局面の方が多くなってきました。
そこで、一歩立ち止まり、これからまだまだ続く社会人生活を見据えたときに「経験則から得たこれまでの蓄積だけで今後の20年近く、飯を食っていくのは難しいだろう」と考えるに至りました。上述したように、経験則しかない私の知識・知見を補完するには、これまで逃げ続けてきた学校の勉強、すなわちアカデミックな分野にチャレンジしてみる事が、(嫌だけど)最適だろう、と考えたのが、岡山大学大学院のMBAに入学した理由です。

研究したいこと
私は、企業内における『ナンバー2が組織に与える影響』について興味があります。古くから「名経営者の陰に名番頭あり」と言われており、老舗旅館や相撲部屋などでは女将さんのポジションがそれに当たるのかもしれません。今の私の立場にも、そういうところがあります。
日本企業における番頭の役割について一定の定義づけを行うとともに、組織の成長に与える影響を調査・研究していきたいと考えています。

入学してみて
世の中には、大学や大学院で勉強している社会人がこんなにいるのだな、というのが第一印象です。非常に驚きました。業種も年齢も様々なメンバーの中で、また留学生もいる中で、それぞれの考えや意見を交わすことは非常に良い刺激になっています。
そして何よりも驚いているのが、あの勉強嫌いの私が、MBAでの勉強は非常に興味深く、そして楽しいと感じている事です。なぜ楽しいのかを考えてみました。高校や大学までの勉強はインプットがメインのため、場合によっては丸暗記したりすることが求められていました。しかしながらここでの勉強は、もちろん知らない理論等を見聞きすることによるインプットもありますが、それでは終わりません。それら得た知識を踏まえ、自分の考えをアウトプットする事が必ず求められます。これまでやらされてきた「つまらない丸暗記」等では無く、「考えること(担当教員いわく、頭の中のもやもや、あるいは日々、獲得する膨大な情報を形式知化する)」こそがMBAで求められている勉強であり、そこに私は、大いに楽しさを感じているのだと思います。
この4月より経営学系の授業を複数受講し、全く知らなかった研究の内容や、なんとなく分かっていたと考えていたのですが、意外と体系的に理解していなかった理論等を学んでいます。今後、経営学に関する知識・知見の裾野が広がっていく事により、徐々に興味の軸が変わっていく気配も感じています。もしかすると、半年~1年後に研究しているテーマは、先ほど述べたものとは全く違うものになっているかもしれません。でも、そこもまた私にとっては楽しいと感じられるところのひとつなのだと思います。
私のように学生時代に勉強嫌いだった方、岡山大学大学院のMBA、意外とおススメです。

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