国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISH
MENU

活動報告

欧州との共同プロジェクト「BE-ARCHAEO」進行中

2019/09/07

岡山大学とトリノ大学(イタリア)を代表とする欧州の研究機関・企業との共同プロジェクト「BE-ARCHAEO(考古学を超えて)」が進んでいます。
8月17日から9月7日の日程で約30名のヨーロッパ研究チームが岡山を訪れ、総社市鳶尾塚古墳の共同発掘調査や、学内所蔵考古資料の分野融合的調査を実施しました。
鳶尾塚古墳は直径23m程度の円墳で、長さ12.5mの横穴式石室を埋葬施設としています。これまで考古学研究室の測量調査以外に調査は行われておらず、墳形や時期の確定は行われていませんでした。発掘調査は、清家章教授を中心とする考古学研究室の研究員・学生チームに、イタリア・ポルトガルの考古学者が加わり、生物学者によるサンプリングも行われました。2019年度は墳丘に2本のトレンチを設定し、さらに石室玄室部の調査を行いました。今年度は墳形の確定には至っていませんが、墳丘西側の墳端を確認しています。石室は、大量の土砂が流入しており、その土を取り除いたにすぎませんが、それでも須恵器片・土師器片・鉄鏃片・釘片などの遺物が出土しています。
化学、物理学、生物学などの多様な分析技術と知見をもつ研究者による学内所蔵考古資料の自然科学的分析も本格的に始まりました。岡山市埋蔵文化財センター、島根県埋蔵文化財センターにもご協力いただき、古代の吉備と出雲に関する考古資料の調査・分析を進めています。

戻る