国立大学法人 岡山大学

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活動報告

新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明」プロジェクト、メキシコ会議と国際フォーラムを開催

2020/02/29

2019年度より、岡山大学大学院社会文化科学研究科・松本直子教授を代表として、文部科学省科学研究費助成事業新学術領域研究(研究領域提案型)「出ユーラシアの統合的人類史学―文明創出メカニズムの解明―」(2019年度~2023年度)のプロジェクトが始動しています。
本プロジェクトは、ヒトがいかに新環境に適応し、文明を発展させたか、そのメカニズムを探求することを目的としています。そのため、統合的人類史の視点から日本列島、アメリカ大陸、オセアニア地域の比較研究を行い、理論モデルを構築・検証することを目指します。本プロジェクトの性質上、研究対象地域の踏査・比較研究が重要であることから、定期的に現地研究者を加えた研究集会を現地で開催することを計画しています。
記念すべき第一回目の海外研究集会が、2020年2月27、28日にメキシコで開催されました。同国最大の古代都市遺跡テオティワカンに隣接するホテルで行われた研究集会”Monuments, Art, and Human Body: Out of Eurasia”には、29名の日本人研究者に加え、アメリカから6名の招待研究者が、現地メキシコから15名の研究者・大学院生が参加しました。本センターからは松本直子教授と光本順准教授が参加し、発表しました。

研究集会を通じて、国内の研究者だけでなく、海外の研究者とも統合的人類史学の視点を共有し、多くの事例研究をもとに活発な議論を行いました。これらの議論は、今後の調査地域や学問領域を超えた共同研究につながるものとなりました。本会議の発表内容は、出版物として公開をする予定です。

メキシコ会議翌日の2月29日には、国際フォーラム“Foro de Arqueología Cognitiva: Monumentos, Arte, y Cuerpo Humano, afuera de Eurasia. Monumentos y tumbas como lugar de memoria social”が首都メキシコシティにあるテンプロマヨール博物館で開催されました。国際フォーラムの開催は研究成果の現地への還元を目的としており、今回は専門家および一般市民約80人が参加しました。
フォーラムではまず本プロジェクトのメンバーが研究体制、理論、課題の紹介と、日本の古墳やアンデス調査の課題、そしてメソアメリカのモニュメントを認知考古学の観点からどう捉えるかといったことについて発表しました。続いてメソアメリカの主要遺跡で現在調査を進めている研究者が各地の事例研究を紹介しました。会場の関心は高く、質疑応答の際には、終了時間を大幅に延長するほど質問が寄せられ、盛況のうちに終えることができました。

次回の海外研究集会は、グアムでの開催を予定しています。会議の日程や詳細については決まり次第、お知らせいたします。
※本プロジェクトの詳細や各メンバーの研究内容についてはウェブサイト(http://out-of-eurasia.jp/)でもご覧いただけます。

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