国立大学法人 岡山大学

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活動報告

岡山大学・倉敷考古館学術連携協定記念展示会「二万大塚古墳の世界」を開催しました。

2020/08/03

岡山大学と倉敷考古館が学術連携協定を昨年6月に締結したことを記念して、「二万大塚古墳の世界」と題する企画展が2020年6月6日から8月2日にかけて倉敷考古館で開催されました。主催は岡山大学考古学研究室・同大学埋蔵文化財調査研究センター・倉敷考古館の3機関で、展示の準備は3機関と倉敷市が共同で行いました。

本展示では、岡山大学が保有する倉敷真備町・二万大塚古墳(6世紀中頃・県指定史跡)出土資料にくわえ、おなじく真備町にある箭田大塚古墳(6世紀後半・国指定史跡)の出土品が合計約300点展示されました。ともに古墳時代後期における古代吉備の有力者の墳墓とされています。

展示品のうち、鏡、馬具、鉄製武器、玉、土器など豪華な副葬品が当時の有力者の権力を如実に物語るものとして注目されました。とくに、二万大塚古墳から出土した大型の青銅製馬鈴や金銅装の馬具一式、箭田大塚古墳から出土した金銅装の単鳳環頭大刀柄頭(倉敷市重文指定)には目を見張るものがありました。両古墳は倉敷市真備町地区の古代史を考える上だけでなく、古代吉備ひいては日本古代史を語る上で貴重な文化財と言えましょう。

期間中の見学者は400人を数え、岡山市民を含む多くの方に見学していただけました。質量ともに優れた考古遺物を公開できたことはもちろんですが、2018年西日本豪雨災害で大きな被害を受けた真備地区から出土した考古資料を展示できたことは、災害を風化させないという意味でも、復興へのワンステップを示したという点でも大きな意義があったと言えます。

なお、清家章教授および新納泉名誉教授による記念講演会は、新型コロナウィルス感染症の影響により、中止となったことは残念なことでした。

本学では考古学研究を引き続き積極的に行い、その成果を地域に還元していく活動を進めて参りたいと思います。

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