国立大学法人 岡山大学

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活動報告

「ミュオンラジオグラフィを用いた巨大古墳調査法の開発にかかる研究」が始まりました。

2020/04/01

岡山大学大学院社会文化科学研究科・清家章教授を代表として、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A)「ミュオンラジオグラフィを用いた巨大古墳調査法の開発にかかる研究」(研究課題:20H00027)が採択され、2020年度から2024年度にかけて実施されます。
このプロジェクトの目的は、ミュオンラジオグラフィーを利用した新たな古墳調査法を開発するとともに、これまで立ち入りや調査が禁止されているため内容が不明であった王陵級巨大古墳の構造を解明し、日本古代国家成立期における巨大古墳の意義を明らかにしようとするものです。
ミュオンとは宇宙線から生み出される素粒子の一種であり、物質の密度の違いによって透過する量が異なります。ミュオンラジオグラフィーはその性質を利用して、物体の内部分析を行うものです。近年、ミュオンラジオグラフィーを用いた非破壊分析の研究が進み、火山調査・福島第一原子力発電所そしてエジプトにおけるピラミッドの調査において大きな成果を上げています。
本プロジェクトは、王陵級巨大古墳に応用できるように開発を進め、実際にその内部を解明し、それを足がかりに日本国家形成過程研究を進めようというものです。
この目的を達成するため、物理学・工学・地質学・考古学というこれまでにない組み合わせの文理融合型研究班が動員されます。本プロジェクトのメンバーは、岡山大学社会文化科学研究科(文学部)・同自然科学研究科(理学部)・同異分野基礎科学研究所・同埋蔵文化財調査研究センター・高エネルギー加速器研究機構・山梨大学工学部、そして岡山県・岡山市・総社市からなる研究班から構成されます。異色な異分野連携を通じて、新たな研究組織を世に示し、文理融合と地域連携の今後のあり方を提示していきます。

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